2011年03月26日

震災前後の環境変化

3/11に発生した大地震の影響で、環境はすっかり変わってしまいましたが、
その前後の状況について書き留めておきたいと思います。


地震前の時期の状況を端的に言えば、「仕入低調、売上単価低下」でした。

仕入低調の最大原因と推定しているのは、都心ターミナル駅前立地のブックオフ店舗で
導入した「モバイル会員限定の早朝セール」実施による在庫の枯渇です。
なぜ枯渇するかというと、この時間帯は他のブックオフは営業時間外であるため、
通常以上に一店舗に仕入目的の客が集中するからです。
その結果、これまで仕入先の中心としていたタイプの店舗のいくつかが
このセールを導入したため、ここからの仕入点数が減少しました。

売上単価低下の原因は、個人的事情、すなわち、仕入のための事前リサーチの分野が
単価の比較的低いところに偏重したことであると推定しています。
なので、売上単価の低さは一般的な傾向ではないかもしれません。
なお、上記理由により、売上単価だけでなく仕入単価も低くなっているので、
収益性は落ちてはいないのですが、売上金額の絶対額は落ちました。


そんな環境下で地震は発生しました。


地震後の影響はさまざまにあるのですが、思いつくままに記述してみます。

まず、自前発送の在庫は無傷でした。発送についてもヤマトからの告知により
2日ほど停止しましたが、それ以降は通常発送に戻っています。

売上については、FBAの出品は一律取り下げられたものの、ここのところ
FBAへの依存度が低くなっていたので、実質的な影響は軽微で済んでいます。
地震の影響で売上が落ちた期間は地震発生当日から6日間で、
17日からはそれまで以上に売れ始めました。
理由としては、
「競合するFBAの出品がなくなっていること」
「放射線被害の警戒などの理由で外出を控えて通販購入する傾向が高まったこと」
「自粛ムードでイベントや営業中止が広がり、読書のウェイトが高まったこと」
「テレビを見ていた人がACのCMなどに嫌悪感を示し忌避して?読書に流れたこと」
などがあるのではないかと推測しています。

仕入については、できるだけ以前と同様に行動しようと考えて、
地震の翌日からブックオフ等に出かけたのですが、
さすがに翌日は棚の原状回復を理由に閉店している店舗がありました。
その後は私の利用する地域では閉店こそしていませんでしたが、
利用した店舗の多くの店内は閑散としていました。
店舗側の対応にも、蛍光灯を一部外すなどによる電力消費抑制、
一部店舗でのBGM自粛、セール自粛、営業時間の短縮等がみられましたが、
買取はそれなりに集まっているような印象です。例年比でどうかはわかりませんが、
やはり時期的に書き入れ時であることには違いないようです。

セール自粛によるセール目当て来店者の減少と買い取り増加は、
仕入環境としては追い風になっています。また、世の中の環境激変は
これまで安値放置されていた書籍の中から需要が急増するものを多数生んでおり、
これによる恩恵も受けています。

FBAについては出品再開の目処が立ちつつあることで、
以前の環境に戻るのは時間の問題と思われます。
AMAZONも従来以上にセラーに対してアナウンスやコンタクトを密にするように
意識しているようで、その結果としての早期回復だと思っています。
ただ、以前の環境に戻ったとしても、以前とは異なる環境となるところが
きっと出てくることでしょう。当面は、その見極めと対応が求められることに
なると思っています。
posted by raoya at 22:38 | Comment(1) | TrackBack(0) | 仕入れの記録