2014年06月29日

順張りか、逆張りか

28日 丸ノ内線沿線等 4店舗
29日 小田急線沿線 3店舗(ボウズ1)

6月は仕入充当時間もそう確保できなかったことに加え、自分にとっての
得意店舗が今月のローテーションに入っていなかったこともあり
収穫の量的手応えが少ないままの不完全燃焼になっていました。
そんな中、今日はブックオフのブックの日だったので、満を持して温存していた
得意店舗に繰り出したところ、予定途上の2店舗目で持ちきれる最大量に
購入量が達したため、(発送して続けてもよかったのですが)予定していたもう
一店舗を回ることはやめ、早々と打ち止めに。
「ボウズ1」は通り道で寄ったのですが、おかげでその後雷雨に巻き込まれる
というハプニングもおまけでついてきました。

「収穫の量的手応え」と書いたのは、質的な手応えは改善を体感しているからです。
ただ、質的な手応えは現時点では自己満足的なコレクション要素にとどまっており、
今月の売上には貢献していない印象です。
売上の方は、調子が悪い時の特徴である在庫期間の長い商品が売れていく傾向が
顕著であり、仕入の適時性のなさが露呈している状況です。


エントリタイトルは、投資をしている人にはおなじみの表現ですが、
おおむね、回転率を重視する場合には順張りを、利益率を重視する場合には
逆張りを重視するといった関係性があります。
当然、回転率と利益率との両方をとれるケースはまれなので、順張りの場合には
薄利かつ多忙になり、逆張りの場合には運転資金が滞留し管理コストがかさみます。

これに加え、賞味期限がある場合には陳腐化という概念が加わります。
賞味期限は、オプション性のある商品が持つ権利行使期限と概念的には近く、
権利行使期限が近づくに従い減価していきます。回転率重視の商品ほど
賞味期限はシビアな要素であり、1カイ2ヤリの世界です。
反対に利益率重視の商品は現物株式への投資と同様ゴーイングコンサーンな
商品特性であり、買ったまま時流に乗るまで一喜一憂せず忘れておけといった
投資手法になります。

よく価格の循環性について言及していることからもご賢察の通り、私の手法は逆張りです。
逆張りが有効に機能するために必要なのは分散投資であり、十分に分散の効いた在庫を
持つことにより、常に在庫の一定の比率が時流に乗っている状態を目指します。
それが叶わないと出品価格を安直に最安値に合わせるなどしてしまい、売れた時に
後悔するといったことになります。
十分に分散の効いた在庫を持ちかつ常時一定以上の売り上げを作るためには
膨大な在庫を持つことが要求されるので、結局妥協して折衷的な手法をとることに
なります。できれば頻繁に時流が来てくれるといいのですが。
posted by raoya at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年06月22日

回遊型か、地元回帰か

21日 京浜東北線沿線 4店舗
22日 中央線沿線 4店舗

先週まではディスク系が売り上げを作ってくれていたのですが、今週に入って
それが息を潜めたこともあり、さえない状態が続いています。
ここ数年の売上データを見ると、例年の6月は、前年比、前月比ともプラスを
続けてきていたのですが、今年はそれにストップがかかりそうな状況に
なってきています。

ちなみに、データによると、売り上げのいいのは9〜1月と4月で、残りの
6か月とはきれいに水準に落差があります。4月は新しいことを開始する季節
という外部要因がありますが、主たる原因は自分の仕入環境であると分析しています。

近年のブックオフのセール実施タイミングは、正月とゴールデンウィークが
中心ですが、その時期に仕入適格商品が集中的に刈り取られる結果として
自分に落ちる商品が他の月よりも少なくなり、その結果、
1月のセール→1,2,3月不調
5月のセール→5,6,7月不調
という影響を生んでいるとすると、上記売上実績と符丁が合います。
私の主力商品は売れるまで数か月かかるものもざらであるため、刈り取られた
影響が複数月残ったとしてもおかしくありません。
というわけで、セールされても大丈夫な体力をつけることが課題、という結論に
なりました。


ここ数年は、仕入のために行く店は相性で多少温度差をつけるものの高頻度で
利用する店舗やいわゆる「ホーム」と呼べる店を持たずに「回遊型」の利用を
してきました。理由は、高頻度で訪店しても、自分のターゲットとする商品が
含まれる棚に回復するのに一定期間を要すると考えていたからです。
ところが、最近は、複数の店について、棚の回復力が以前よりも強くなったように
感じられるようになってきました。
理由としてまず推定できるのが、
・Cが200円中心になったこと、プロパーが相場連動性を強めたこと、ビームによる
サーチがやりづらくなったこと等により、競合が撤退し淘汰された
・同一ジャンルを扱う人が減った
あたりですが、この傾向が今後も続くのであれば、無理に遠出をしなくても
一定の収量を確保できるかもしれないと感じられるようになってきました。

数年間、暇さえあれば店に行ってばかりいたのですが、そろそろ別なところに
時間を振り向けることを考え始めています。ここのところ、ブックオフ事業は
縮小均衡を模索しているようであり、新しい店舗のオープンや、新しい
回遊ルートの開拓もないので、変わり映えしないコースを消化していると、
何となく、週末もあたかも通勤しているような錯覚に陥るようになってきました。
そのこともこのようなことを感じる理由です。
まあ、急に辞めちゃうようなことは今のところありませんが、行く店を相性や
交通の便で絞り込むくらいはしていくかもしれません。
posted by raoya at 20:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年06月15日

売り上げの先食いではない購入者になる

14日 総武線沿線 4店舗(ボウズ1)
15日 京葉線沿線等 4店舗

ここしばらくはほんとうに時間的な余裕がなく、ウィークデイは梱包のみを行い、
金曜日の夜になってやおら市況チェック(いわゆる「リサーチ」と称されているらしき
マーケットプレイス相場トレースのことですが、「リサーチ」の意味することに
くらべてやっていることが原始的過ぎてやや気恥ずかしいので、この表現は
極力使いたくないのです)をし、もしくは市況チェックを十分に行う時間もろくに
確保できないまま仕入れの現場に素手で突入する、といった週末が続いています。
突入する店舗の訪店ローテーションはだいたい3か月ごと、くらいになっています。
もちろん、交通アクセスのよい店舗はそれ以上の頻度で利用しており、最近
そのような店舗の棚の潤いが自分にとって改善している点がちょっとした救いになっています。


この週末は梅雨の合間の好天に恵まれました。日曜日はサッカーの影響か
人出が少なかったものの、土曜日には仕入者の出動が見られました。
某店舗では、レジの目の前にプロパー単行の籠を積み上げる強者も。
店内在庫の回転率向上に貢献しているので黙認されているのでしょうが、
それは店舗にとっては売り上げの向上ではなくあくまでも先食いでしか
ないところがポイントです。
ランクの高い商品だけをターゲットにしている仕入者であれば、別にこの人に買って
もらわなくても他の人がほどなく買ってくれることが見込めるわけですから。

業者買いとブックオフの利害が一致するのは、低回転なレア商品を刈り取って
くれる場合だけだと思っています。このような本は店に置いておいても限られた
エリアの需要とマッチングしづらく売れにくいので、利幅よりも回転を重視する
実店舗でネット売りのルートを持っていないのであれば、店内秩序を乱すなど
よほどの理由がない限りは買ってくれる人を目的を問わず歓迎するのではないかと
考えています。
そんな購入者に、私はなりたい。


低回転なレア商品は、往々にして素っ高値になりがちなものですが、
素っ高値の商品を仕入れた場合にいくらで値付けをするかは悩ましいところです。
素っ高値に追随し、運よくその水準で売れる場合もありますが、迅速に売れる
ことは期待できません。
その一方で、売れる前に競合の出品が積み上がることによる相場下落が先行する
可能性のことも念頭に置いておく必要があります。

この、「売れる前に競合の出品が蓄積」する商品であるかどうかを見極めるのが
素っ高値商品を適正水準で捌くために求められる感覚です。最近では、
過去の出品状況を簡単に知ることができるようになりましたので、出品が積み上がる
商品なのかどうかは、経験値が低くてもだいたい目星をつけることができるように
なりました。

それでも、そのあたりの感覚を無視した出品は多数見受けられます。
そのような感覚無視の出品にひきづられることのないように、軸足をしっかりと
定めていきたいと思います。
posted by raoya at 18:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年06月08日

たとえ梅雨空であっても書籍を購入する

7日 山手線沿線等 3店舗
8日 中央線沿線等 2店舗

店舗での書籍購入に対するブレーキ要因となる梅雨に入りました。
訪れた各店舗とも、悪天候下で客足は鈍る、といった店内環境の変化が
みられます。
一方で、雨水は紙媒体の敵。傘が触れるだけで転売価値は低下しますが
店頭での値付けはそんなのお構いなし。また、自由が丘等ごく一部の
高級?路線店舗を除くブックオフ各店舗の安物の床には水たまりができ、
そこに誤って書籍を落とそうものなら、万越え商品も無残な状態に。
たとえ水濡れを回避できたとしても、滑りやすい床に足をとられて
転倒でもしようものなら、書籍は角を損傷、本人も打撲等の痛手を受け、
それに伴う戦意喪失は計り知れない損失となります。周囲の人々は
そんな絶望感などお構いなし、失意の横を、キュッキュと無神経に
靴を鳴らしながら通り過ぎていきます。
普段以上に気の抜けない悪環境に、神経が摩耗するばかりです。

会計を済ませても、気を抜くことはできません。
購入したブツがきちんと雨水に耐えられる状態になっているかどうかを
確認せずに店外に出てしまうと、思わぬ悲劇を帰宅後に味わうことにも
なりかねません。特に、購入品を無理やり小さい袋に押し込まれた場合には、
恥を忍んで袋をもう一枚もらうか大きい袋に変えてもらうことを要求
すべきだと思います。
さらに、袋の衝撃に対する耐性の低さについても最大限の注意を払わなければ
ならないことは言うまでもありません。きちんと収納したつもりであっても、
その後の環境の変化で角が袋を突き破っていることが少なからず発生します。


と、何の役にも立たないことをつらつらと書き綴りましたが、
今週末は両日とも用事のためフルに出動することはかないませんでした。
ですが、個人的には良品を多数収穫、上記の数々のハードルを
乗り越えたことによる見返りは予想以上でした。

何があっても淡々とペースを乱さずにこなすことにも一定の意味が
あるということでしょうか。
posted by raoya at 20:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年06月01日

スイッチとしての適度な危機感を持つ機会

31日 山手線沿線等 5店舗
1日 京王線沿線等 4店舗

あれ、なんで普通の仕入れているの、とお感じのあなた、今後とも
よろしくお願いします。

基本的には、平日以外の日は、用事がある場合であっても、その前後の時間帯に
普通にブックオフに寄っています。留意する点といえば、用事が先の時間帯にあるのか
あとにあるのかによって、行く店を多少工夫することがある程度です。
31日には結局5店舗も回りましたが、基本あまり数が取れない店を中心に
選択しました。


私は決まった店に高頻度で通うことがないこともあり、店で人と知り合いになると
いうことはありませんし、逆に知り合った人と店で会うこともほとんどありません。
集まりに呼んでもらった時が関係者とリアルで話をするほぼ唯一の機会です。
最近は手法も固まっていて、日々同じことの繰り返しくらいになっているので、
今度こそはついに自分は環境変化の話題がわからず話についていけなく
なっているだろうなあとの不安を抱えながら臨むようになっています。
まあ実際には今のところは初耳の話題はありながらもついていけないという
ほどのことはなく、杞憂で済んでいるのですが。

何年も同じことを継続していくことは、無駄がそがれ、やっていることに間違いが
起こりづらくなるといった点では確実です。効率的に確実なことを継続できるに
越したことはないのですが、実際には、長期間同じスタイルのまま通用するもの
など、そうそうありません。

自分が築いたスタイルによる実績という持ち駒は、時代の流れの中で、気づかない程度に
少しづつ輝きを失っていき、摩耗していっています。
実績とは、実際には、先行者利益であったり、システム化等によって特殊技能では
なくなったりするような、時の経過に対しては非常に脆いものです。

そのため、やはり意識的に新しい要素を取り込んでいかなくてはいけません。
が、年齢とともに次第に変化への取り組みが億劫になってくることと、
自分のこれまでの実績に対する根拠のない自信が、先への備えのための行動を
先送りさせるのにちょうどよい言い訳になります。
そのため、適度に危機感を持つためのスイッチは必要なのだろうと思います。
あくまでも適度であることが大事なのですが。


関係者とリアルで話をすることが、適度な危機感を持つためのスイッチになるのか、
それとも、変化を先送りする言い訳を見つける場になるのかは、自分の臨み方次第で
いかようにもなるということでしょうね。
posted by raoya at 21:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録