2014年08月30日

回転率に対する意識

24日 東急線沿線等 3店舗
30日 都電沿線等 3店舗

24日は、最終巡回店舗から都心を走るバスに揺られてオフ会会場へ。
最近は関係者と会う機会は限られているので、数か月ぶりのリアル交流
の機会となりました。
こちらのブログをご覧いただいている方も予想以上に多く、感謝の気持ちと
共に今後も見てもらえるような切り口に対するアンテナを立てていなくてはと
改めて身を引きしめました。

…といってもこれはこの文章を書いている時点で思ったことで、当日は
レア本披露や各地店舗に関する意見交換を含む各種雑談であっという間に
時は過ぎていきました。

通常であれば、このような機会で仕入れた情報をもとに、その翌日から
新たな手法や分析切り口を試したりするものなのでしょうが、幸いなことに
すぐに手を打たなければいけないような危機感をあおられるような
事態もなかったことから、従来手法の原則継続の方針は変わっていません。

しかしながら、見聞きした話から印象深かった話を集めると、周囲の
回転率を重視する意識、につきます。
これに関して多くの人は私とは全くくらべものにならない高さであり、
それはすなわち使用資金と保管コストに対する意識の違いを浮き彫りに
させました。

業として行う場合には、資源が限られる中でそれらを効率的に活用しないと
絶対額が到達しないわけで、要素としては常識なのだと思います。

以前「回転率を犠牲にして利益率を優先する」というエントリーを上げましたが
物量を捌く体制があるのであれば回転率はその上限近辺をターゲットとし
インフラを極力遊ばせないようにする方がよいのは当然であり、
スタイルはいろいろであることを再認識したひとときでした。

でも、スタイルが違っていても、話がかみ合わないということはなく、
同じ市場の参加している者どうしでは相通じる話題も多いのだということも
再認識。いつも、参加前に、自分はもう取り残されていて話題について
いけないのではないかと心配するのですが、今回も幸い杞憂に終わりました。
posted by raoya at 21:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年08月23日

求められる資質

18日 通勤経路 1店舗
23日 小田急線沿線等 3店舗

今週は、訳あって一日前倒しでエントリーを上げます。

定価超えの商品は需給共に細いことがほとんどなので、たとえ潤沢に
在庫していたとしても続々と売れるといったことにはなかなかなりませんが、
今週はめずらしく店頭在庫に余剰感のある商品が人気化したタイミングを
とらえることのできた商品に当たったことで、超短期回転販売の
時流に乗ることができました。
とはいってももともと零細なので大した収益ではありませんが。

その他、次回森に返そうと思っている候補商品を極端な捨て値に
改定するといった管理方法を導入することで、定期的に森に返す
オペレーションを確行する決意を新たにしました。
具体的には、値崩れはしないのだけれどもずっと売れない商品。
自分の値付け位置が悪くて競合の出品物ばかりが先に売れていく場合と、
本当に買う人がいなくてランキングがものすごくなっている場合との
2パターンがあります。
こういった商品の付け値を捨て値に改定して一定期間晒したうえで、
その捨て値の数字を売れ残りを森に返すためのフラグとして利用しよう
というものです。
それくらい、森に返すアクションをとらないと、日に日にスペースが
なくなってしまう昨今の状況です。

よく、一連の業務の何が面倒と感じるか、という話題になりますが、
仕入が面倒という人はあまりいないのですが、出品が面倒、とか
出荷が面倒、という人はよくいます。自己発送の場合は出品と発送は
分離されている一方でFBAの場合はこれらが一連になっているなどの
違いはあるものの、これが嫌う人がほとんど、という印象です。

私の場合は出品も発送も飲んだ翌日以外は苦にならないのですが、
上に書いたような不良在庫を森に返すのが何とも苦手です。
仕入商品に未練があるのでしょうね。
新品在庫がない商品がほとんどなので、ちょっとしたきっかけで
価格が回復することが見えているので、躊躇してしまいます。
あとは、在庫の個別管理をしているので、売れた以外の理由で
在庫を落とすことで発生する余計な手間を避けたいという要素もあります。

でも、すべてのことに関して枠管理は重要です。ずるずると在庫点数を
増やすことは、空間の圧迫のほかにオペレーションミスの誘発にも
つながるなどの弊害があることも認識しています。

1勝9敗で黒字になる人と9勝1敗で赤字になる人との違いが
どこにあるのかというと、あらかじめポジション運営ルールを決めて
その通りに運営しているかどうか、です。ロスカットの基準を決めて、
基準に抵触した商品に対して個別事情という言い訳を考えてしまい
機械的に切れない人は、最終的には目標を達成できないのでしょうね。

出品や発送と森に返す行為とは、どちらも機械的オペレーションな
はずなのですが、それを確行するために求められる資質は、実は
ずいぶん違っているようです。
posted by raoya at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年08月17日

北の大宮、南の大船

11日 通勤経路 1店舗
13日 横須賀線沿線等 5店舗
16日 常磐線沿線等 3店舗
17日 多摩モノレール沿線 4店舗

お盆の週ということで、平日にやや遠出しました。
とはいっても行先は普通に都心への通勤圏である大船です。
京浜東北線の始発駅でもあることから、自分の中では
「北の大宮、南の大船」といった東西両横綱のような位置づけを
していますが、大船に行くには大宮よりもやや移動時間を要するため、
これまではごくたまにしか行っていませんでした。

SUPER BAZAARである大船店の立地は、もともとは松竹の大船撮影所の
一部であったものが、縮小でイトーヨーカ堂と鎌倉三越を核とした
商業施設となったのちに三越が撤退しその跡地をブックオフが使っている、
といった経緯で現在に至ります。
松竹の残りの敷地は、赤本が高値で売れるという噂のある鎌倉女子大学
短期大学部の大船キャンパスとして使用されているとのこと。

このような経緯もあってか、店内中央部には1−2階をつなぐ螺旋階段が鎮座しており、
多摩永山の店内を想起させますが、永山とは異なり大船の2階はブックオフとは
何の関係もないレストラン街になっています。この、何の関係もない上階に
客を逃がすことにつながる螺旋階段を改装時に撤去することなく営業する無策ぶりが、
ブックオフクオリティの典型例と言えるでしょう。
そのうち階段に本をそのまま陳列する日が来るかもしれません。


その他、お盆ということで20%引きセールによるテコ入れなどが展開された
ところもあったようですが、そのような動向には惑わされることなく、
自分のペースでの巡回をこなしています。

そんな中、最近見かけることが多いのは、雑誌をビームでサーチする人。
単行本が相場連動度合いを強めたことを受けて、相場連動度合いの比較的低い
雑誌へと守備範囲のシフトが進んでいるようです。
雑誌は、マーケットが薄いことが多く、新興市場の小型株並に値が飛ぶことも
少なくないことから思わぬ高値で捌ける期待も高いのですが、
重いのとサイズがまちまちなのとジャンルによっては思わぬ箇所が
切り抜かれている可能性があるのとで、本格的に扱うには至っていません。
定番雑誌に関してはすでに新品転売が横行しているようなので、それに加え
守備範囲の雑誌へのシフトがこのまま増え続けると、相場はかなり悲惨な状態に
なることが予想できます。扱う場合には、そのあたりの要素を含めて慎重に
見極めていきたいと思います。
posted by raoya at 20:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年08月10日

転売行為は市場経済機能のひとつである

6日 通勤経路 1店舗
9日 東武線沿線等 4店舗
10日 丸ノ内線沿線 4店舗

9日は遠出、10日は台風接近なので無理のない行程を消化しました。
無理のない行程では、自分の守備範囲の商品のセール敢行中。普段は
セールに関心がないのですが、独自セールかつこの店にしては収穫も
よかったので、台風さまさまです(好天だったら遠出する予定だったので)。


最近は月中の売上は上旬がピークで、10日を過ぎると売上件数が
減ることが多いのですが、今月は少し早目にその状態が具現し、
いかにも8月、と言いたくなるような売れ具合になりました。
零細なものですから、時折、24時間に一件も注文確定がないことも
こういった時期に起こります。仮に確定がゼロでも保留注文が
あればまだ慰みになるのですが、保留すらもない場合には、
自分の時代(そんなものは最初からないのですが)は終わったのかと
暗澹たる気持ちになります。

でも実際に統計を取ったものをみると、月を通してみれば8月は必ずしも
悪くないようなので、下旬の回復が期待できると見込んでいます。

個別では、不良在庫の一部が昨今のイベントに反応して動意づく事例が複数件
見受けられます。このようなイベントから収益を上げるためには、イベントが
発生してから仕入れようとしてもほぼ間に合わないので、イベントの種類とその
イベントに対する感応度の高い商品を個別に把握しておいて、店頭でだぶついて
いる時期にあらかじめ摘み取っておいて待ち受け態勢で臨むことが重要です。


転売行為は、陳列商品が最終消費者に渡ることに対する妨害行為になっている
側面があることは否定できませんが、100%悪徳行為というわけではありません。
上記のような、需要と実勢価格のボラティリティの大きな商品の需要が
低迷しているタイミングでの摘み取り行為は「陳列商品に対して先食い需要者と
なることで稀少商品を廃棄から救出している」ことにつながっている、
というもう一つの善徳?な側面があることは忘れずにいたいものです。

まあ、ブックオフが買取のプロモーションで言っていることと内容は同じなので、
あまり偉そうに言えるわけではありませんが。
また、結果として買い手が見つからなかった場合には、単なる廃棄の先送り
効果しか生み出していないので、あまり意味ないことも少なくないですが。


あと一つ、新品転売で価格のつり上げ行為が非難されていますが、これは
つり上げを行う人が悪いのではなく、つり上げる余地があることが
原因(いけない、と言い切れるかどうかはケースバイケースだが)のです。
すなわち裁定余地があるから裁定取引を行う人が出てくるのであって、
裁定取引が行われないような需要に見合った供給がなされていれば、このような
問題は発生しません。売り手が、品薄感を創出して売るようなスタイルの
売り方をしていることが問題の根本です。転売行為者は価格発見機能を
忠実に実行している歯車にすぎず、非難する対象にはなりえないのです。


昔のソビエト連邦の映像を思い出してください。計画経済で物を作っていると
(「計画」の内容が事態に即していないからなのでしょうが)
長蛇の列で手に入らないということがあったでしょう。あれと人気商品に
列ができるのとは似た現象です。

そういった意味では、転売行為は非常に市場経済に即した機能なのです。
posted by raoya at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年08月03日

処分すると売れる、の法則

30日 通勤経路 1店舗
31日 通勤経路 1店舗
2日 東急線沿線等 6店舗(ボウズ1)
3日 京王線沿線 4店舗

突如として余裕ができたことから、ウィークデイも帰り道に仕入れ敢行。
更に、先日購入品を配送してもらった時の梱包に使われていた
ブックオフの特製段ボールを本来の使い道に活用してやろうと思い、
5年くらい前に取扱いジャンルを拡大した頃に仕入れたCD・雑誌の
初期チャレンジ品のうち、どうあがいても売れてくれない品を中心に
不良在庫を森に返すべく選別。
確認したところちょうど一年ぶりのリストラ。この時は、車で旅行だったので
旅先の経路にあるブックオフ数店舗に小分けにして撒いてきたのですが、
今回はオンラインで処分。

最近は付け値の下限をある程度に保っていることから、売れないものはいつまで
たっても売れずにいる一方で、森に返す操作をなかなか行わないことから
日増しに強まる棚の圧迫感も高まっていることから、特製ダンボール入手を機に
ついに重い腰を上げました。
買値の一割くらい回収できれば十分と謙虚に考えています。

初期チャレンジ品以外の処分品の中心は、一時的なイベントに牽引され
高値を具現した瞬間に棚にあるのに出会って購入したもののピークが
去るのがあまりにも早すぎてその後再び花開くことがなかった品物。
買った時点では縁があったのだけれども、売約とは何の縁もなかった、
悲しい商品です。

処分の手続きを始めたところ、処分品と同時期に購入した滞留在庫のうち、
今回の処分の対象にしなかったもののそこそこ価格が下落し不良在庫化
していたものが、続けざまに売れ始めました。
もちろん赤字ではあるのですが、森に返した場合に比べれば回収率は
高いので、うれしい誤算です。
この現象は、あたかも、ちょっとした変化を与えたことが刺激となって
滞留していたものが動き始めたかのように映ります。
見た目には何の因果関係もあるようには見えないのですが、
計り知れないところで結びつきがあるのかもしれません。
皆さんのところでは、同様の現象が発生することはありませんか?


このほか、最近の肩と腰の痛み対策として、ついに、ギターリストが
ジェラルミンのケースを運搬するのに使うようなキャリーを購入し、
本日到着。来週からの仕入れに使用するほかに、地震で水道が止まった時に
給水車にポリタンクに入れてもらった水を運んだりと、生活の
様々なシーンでの活躍が期待できる想定。
将来的に本当に腰が悪くなったら杖代わりにもなるかも。
posted by raoya at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録