2014年09月28日

ブックオフの価格戦略の目論見

23日 東急線沿線等 5店舗
27日 総武線沿線等 3店舗
28日 中央線沿線 1店舗

ブックセンターいとう宮前平店に行ったら、閉店するとのことで、最終日の
セールをやっていました。サイトを見ると、東八野崎店も10月19日で閉店とのこと。
宮前平での仕入はあまり記憶に残るものはありませんでしたが、東八野崎は、
DVDをレパートリーにしたばかりのころ、当時は高かった「愛のコリーダ」(今見たら
AMAZONではアダルト商品扱いになっていました)を見つけて小躍りしたものでした。
当時はこの作品をブックオフでは全然見つけられなかったので、アダルトDVDコーナーに
置いてあるのかと勘繰ったものでした。(最近は普通に「邦画・あ」のところで見つかる)

それはともあれ、いとうの再度の急激な店舗網縮小は仕入網縮小を意味しますので、
看過できません。いとうは酒の買取りに力を入れていますので、もしかしたら
近い将来は中古酒屋になっているかも?


さて、最近新店舗をオープンせずに業態転換?に力を入れているブックオフに
目を移しますと、価格戦略の変化の効果が見えつつあるように見受けられます。
仕入への影響ですが、個人的には、値付けの厳しさ以上の購入者の減少に助けられて
書籍部門に限っていえば好転している、というもの。
それはすなわち、レア商品の多くはこれまでよりも売れ残っていることを意味
しています。
ブックオフが価格を上方修正した商品の一部は影響を受けていないのかも
しれませんが、全体としてはどうなのでしょうか。客数も減っているように
感じられますし、あまり功を奏していないように見えます。
果たしてこれがブックオフの価格戦略の目論見通りであるかどうかはやや疑問。
目論見通りいっていると思われる点はといえば、バーコード禁止や一会計
ひとかごまで、といった店舗ルールを取り下げても支障のない程度まで
店内治安が回復したと思われる点でしょうか。


先日会計の時に面白い対応を見ました。
値札についているバーコードをレジで読み取ろうとしたところうまくスキャンでき
なかったようなのですが、店員が、読み取れない値札を書籍からはがして
書籍に最初から印字されている出版社のバーコードをスキャンしてレジ端末に
ブックオフ値付けを表示させ、それを会計計算に使ったのです。
もし、表示されたブックオフ値付けが値札シールに印字されているものと異なって
いたら、客とトラブルになるおそれもありましたが、結果として大丈夫だったようです。
店員が、そのようなことを全く気にすることなく対応していたことから、おそらく、
本部での値付け更新時期を末端の店員は把握しているものと思われます。
値札シールには年月までしか表示されていませんが、本部が更新したら早々に
価格改定をするような運用をこの店ではしているのでしょうか。

そんなことをするよりも、以前のように、売れ残ったら段階的かつ一方的に値下げを
していく方が、確実に在庫回転には効果があるのではないかと思うのですけどね。
posted by raoya at 20:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年09月21日

評価の優位性がもたらす集客効果ポイント

20日 京浜東北線沿線等 3店舗
21日 メトロ東西線等 4店舗

BOOKOFF 祖師ヶ谷大蔵駅前店が閉店の掲示をしています。
http://www.bookoff.co.jp/shop/shop20249.html
「閉店情報
当店は、2014年10月13日(月)をもちまして
 閉店することとなりました。
 長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。」

雨に降られても濡れずに行ける店舗として、駅からの近さでは随一を
誇っていたのですが、張り付いている人がいるような店舗で、あまりいい
思いをした記憶はありません。

ブックオフの閉店戦略は23区内の私鉄等放射状路線沿線が中心に
見受けられますが、小田急は喜多見に次ぐ閉店。
駅からは遠いものの近所にサミットストア砧店ができており、ここに
商圏を譲ったということになるのでしょうか。


先日極端な捨て値に価格改定した在庫はその後おおむね買取に出したのですが、
それらが在庫から外れた後も売れ数が比較的多い状態が続いています。
売れ数のかさ上げ分は、どうやら引き続き低価格商品で構成されているように
見えるのですが、これをけん引しているのは、先日AMAZONでの高評価率が1%
上昇したことではないかと推測しています。

すなわち、低価格商品は競争が激しいので、評価の優位性が集客効果に
大きく貢献するのではないかということです。
ちなみに、高単価商品の売れ行きには著変ないことから、高単価ものは
多少の高評価率の多寡にはあまり影響を受けないであろうことがわかります。
これにより、「不良在庫を捌く特効薬は高評価率を上げること」であることが
わかりました。

まあ、わかったとはいっても、当面、何か行動を変える予定はありません。
購入者に対して、評価をつけてもらうことをねだることや、悪評価を取り消して
もらうような働きかけをすることは、よほど切羽詰まった時にやることだと
思っており、これまでもせずにきたからです。
このようなところを自然体で行えるところが、現在のスタイルの最大の利点
だと思っています。これで生活しようとなると、そうも言ってはいられませんから。
posted by raoya at 18:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年09月14日

付け値の上方改訂は悪か

13日 山手線沿線等 2店舗
14日 中央線沿線 1店舗

いろいろ忙殺されて仕入環境は貧弱な状況。その一方で、不良在庫の
選別について着々と進めていたところ、BOオンラインが20%UPで買い取るとの
掲示を出しているのを見て、処分を敢行。これまでは、いつも、敢行直後に
キャンペーンのアナウンスが届くという相性の悪さだったが、今回は
息が合った処分となりました。
とはいっても、買取価格そのものが大した額にならない見通しなので、
気分的な問題なだけなのですが。

処分する品を見回すと、一時的な高値に惑わされたものであることが
明確にわかります。しかも、その高値に追随したがために値崩れする
まで買い手に出会えなかったものです。最近は、このことに懲りて、
素っ高値商品に対する値付けには節操をもって行うよう自分を戒めています。
高い値付けを晒すことが目的ではなく、適切に在庫が循環していくことが
目的なのですから。


前回のエントリーで、価格改訂について、「相場急騰商品の時価への
更新チェック」をしていることを書きました。
このような、一旦つけた価格を後日上方に改訂することに関しては
賛否両論あることは承知しています。

否定派の理屈として見聞きするのは例えば以下です。
・付け値には責任を持つべき
・上方改訂していることを知られると顧客からの信頼を失う

消費者は、ガソリンや生鮮食品などの価格が上下することは許容できても、
定価販売が基本とみられている商品の価格が上下するとは思っていません。
価格変動するのは見切り品として値下げするときのみ、と考えられています。
そのことに関しては、自分が消費者になった場合に同じように考えがちで
あることもあり、理解できなくはありません。

一方で、AMAZONで売られている中古品はコモディティというよりも
市況商品としての色合いが強くなっている現状があることは、
多くのマーケットプレイス出品経験者はご存知のことと思います。
しかし、出品者は、そのことを消費者に釈明する機会は原則ありません。
そのような制約を受けて、どのように対応するかは、結局は、扱う商品の
特性の構成に応じて出品者それぞれの判断になるのだと思います。

付け値に責任を持つべきであることはその通りなのですが、最初から
イベント発生時を勘案して実勢のを十倍〜数百倍で出品するのも、
そのようなスタイルの出品者を見ていると賛同しがたいものがあるので、
現状のような上下ともに価格改訂を許容するスタイルをとりつつ
今に至っています。
posted by raoya at 18:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録
2014年09月07日

値付け位置をどこに置くのが最も効果的か

31日 西武線沿線等 2店舗
6日 西武線沿線 5店舗
7日 中央線沿線 5店舗

先日マイルールに導入した、長期滞留在庫を極端な捨て値に改定した
効果により、日々の売れ数に若干の上積みが実現しています。
今しがたも、2008年に出品した本に保留注文が入りました。
これは今在庫しているうち最も古くに仕入れたもので、6年間途切れる
ことなく出品していたのにもかかわらず誰からも見向きもされなかった
不遇の逸品です。
商品の名誉のために申し添えますと、この商品について、AMAZONに対する
注文が6年間一度もなかったわけではなさそうであり、あくまでも
自分の値付けがあまりにも商品特性に見合っていなかったということです。

まだ捨て値在庫はふんだんにあるので、この上積み効果の効力はしばらくは
維持しそうです。
もちろん、捨て値なので赤字販売なわけですが、棚のスペース創出効果と
森に返す手間の削減効果は無視できません。

特に近年、不良在庫の逓増から目を背け続けた結果、いつの間にか、
在庫の半分近くが不良在庫となっていました。そして、これらは、
着実に棚に定位置を確保していたのですが、売上統計(「率」はともかく
「数」は)上には影響を与えないため、FBAのような目に見える保管コストが
ないことで問題点が顕在化することなくきていました。
売り上げと回転は適正在庫だけから実現しており、その循環が継続して
いる限りは不良在庫の影響は見えなかったわけです。

その反面、この捨て値水準は、以前であれば相場が下がった時には普通に
付けていた価格でした。すなわち、ここまで下げなくても売れていった
商品を以前は捨て値で売っていたことを意味しています。
このことから、値付け位置をどこに置くことが最も効果的な
パフォーマンスを上げられれるかという悩ましい問題が出てきます。

効果的なパフォーマンスとは、
・できるだけ高く(もちろん買い手のいる常識の範囲が前提)
・できるだけ早く
売れてくれることです。そしてこの2要素は逆相関関係にあるので、
どのようにウエイトを置くか、という視点になります。

まあ、こういった悩みは弱小出品者ならではのもので、
大口出品であれば、このような細かいことにこだわっていては事務が
回らなくなるので、割り切ってポートフォリオの最適化だけに
専心していることでしょう。

ちなみに、価格改定は捨て値改定をするだけではなく、相場急騰商品の
時価への更新チェックを常時怠りなくやっており、この抽出を価格改定の
中心的な観点にしています。
これが当たることによって売値が数倍になることも少なくないので。
投資商品とは異なり、新品在庫のない書籍の時価は、下がるのは緩やかで
あることが多いのですが、上がるときは一瞬です。イベントがけん引して
いることがそのようになる主因ですが、昨日まで捨て値だった商品が翌日に
数千円になっていることも珍しくありません。
(上がった後に下がる速度も早いと言えば早いですが、上がる方がもっと早い)
もたもたしていて捨て値で買われるのはくやしいので、複数点数在庫しておき、
一点目は安く売れてももう一点で高く売って一矢報いる等の対策を
とったりもします。
posted by raoya at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕入れの記録